top of page
会長挨拶
第9回日本栄養・嚥下理学療法学会学術大会
学術大会長 井上 達朗
新潟医療福祉大学リハビリテーション学部
220407PT_126.jpg
 平素より日本栄養・嚥下理学療法学会に格別のご理解とご協力を賜り,厚く御礼申し上げます.本学会はこれまで日本栄養・嚥下理学療法研究会として運営しておりましたが,この度学会化への審査を受審し,2023年度より日本栄養・嚥下理学療法学会として船出することとなりました.この度,第9回日本栄養・嚥下理学療法学会学術大会を2023年9月17日(日),18日(月・祝)の2日間,新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)で開催いたします.

 高齢化で顕在化したサルコペニアやフレイル,栄養障害が世界的なメガトレンドであることを疑う余地はありません.高齢化大国である本邦の医療・介護・福祉専門職は,栄養問題への対策を牽引するフロントランナーとしての役割を期待されています.運動・栄養介入は健康長寿社会の形成のための主軸を担う最も重要なファクターであり,本領域を専門的に扱う日本栄養・嚥下理学療法学会の役割は決して小さくありません.

 本大会テーマは,「栄養・嚥下理学療法の標準ステップ-共存共栄へ向けて-」を掲げさせて頂きました.このテーマには,「栄養・嚥下理学療法とは何を示すのか」「なぜ,栄養・嚥下理学療法が必要なのか」「今後,栄養・嚥下理学療法はどのように発展していくべきなのか」,これらの問いに対して,初学者からエキスパートまでが幅広く議論を交わし,栄養・嚥下理学療法の確立に挑む機会とします.
 
 サブテーマは,「共存共栄へ向けて」としました.栄養・嚥下理学療法は,多職種連携なくして成り立ちません.老年学,リハビリテーション学,栄養学に関わる各種関連学会とのジョイントシンポジウムを企画しております.また,食 (栄養),モノづくり,そして健康立県を掲げる新潟県の地域特性を活かした特別企画も準備しております.このように,「共存共栄」を通して国民の健康寿命・幸福寿命延伸に貢献することを目指します.

 本学会史上,最も規模が大きく,豪華な学術大会になることをお約束いたします.9月の新潟は非常に過ごしやすい季節です.是非,全国から新潟の地にお越し頂き,栄養・嚥下・理学療法についてディスカッションしましょう.

 末筆ではございますが、皆様方の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます.
bottom of page